マーケットで話題になったニュースをお届けします。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。 トランプ次期米大統領の主要顧問の一部は、財務長官の最有力候補として、マクロヘッジファンドのキー・スクエア・グループを率いるスコット・ベセント氏を支持している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。ベセント氏は選挙期間中の資金調達や経済演説の準備支援などでトランプ氏からの信頼を勝ち得たという。トランプ氏は財務長官にウォール街出身者を起用することを検討しており、来週に候補者と面接を行う予定。名前が挙がっていたヘッジファンドの大富豪ジョン・ポールソン氏は財務長官候補になることを自ら辞退した。 トランプ次期米大統領と各国首脳との電話会談に、イーロン・マスク氏が再び参加した。次期政権にマスク氏が与える影響力の大きさを示唆している。セルビアのブチッチ大統領は、トランプ氏と10日に行った電話会談にマスク氏も参加していたと明らかにした。トランプ氏が先週、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した際にもマスク氏は参加していた。自身の富と影響力でトランプ陣営を支えたマスク氏の立場がうかがえる。 ウォール街の今年のボーナス支給額は、ほぼ全てのセクターで大きく増加する見通しだ。実際にそうなれば2021年以来。報酬コンサルティング会社ジョンソン・アソシエーツのリポートによると、投資銀バンカーやトレーダー、ウェルスマネジメント業務に携わるバンカーの年末インセンティブ報酬は2桁台の増加が見込まれる。債券引き受け業務に従事するバンカーの賞与は、取引量の増加や資本市場の回復を背景に、最大35%増加する可能性があるという。 リッチモンド連銀のバーキン総裁は米経済が順調だとの見方を示し、これが利下げを可能にしたと述べた。ボルティモアでの講演でバーキン氏は、一段と価格に敏感な消費者がインフレ抑制に寄与しているとし、企業が人材を確保しているため労働市場はなお底堅いと指摘。「米金融当局は経済が今後どう展開しても適切に対応できる状態にある」と語った。金利はピーク水準からは低下しているが、依然として過去最低水準を上回っているとも述べた。 ドイツのショルツ首相が所属する社会民主党(SPD)と野党の議員らは、来年2月に早期総選挙を実施することで合意した。協議に詳しい複数の政府当局者が明らかにした。ショルツ首相は12月16日の信任投票を目指す意向で、これにより総選挙実施への道筋を付ける。自動車産業をはじめ製造業の低迷でドイツの経済見通しは暗い。そこに政治的危機が追い打ちをかけている。 その他の注目ニューストランプ次期政権の経済運営で自ら名乗り、ラトニック氏野心隠さず ビットコイン最高値で資産急増、バイナンス創業者らに強力な追い風 クアルコムCEO、AI起因の半導体不足を否定-コロナ禍とは異なる |
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